Birth Eve Story
NoCode Japanでは、ビジネス構築からアプリ開発までトータルにサポートし、
お客様の世界観を的確に訴求できるアプリケーションを提供しています。
"GIFPOT"
Birth Eve Story
2023年3月のスタートと同時にNoCode Japanとの関わりが始まりました。
こちらの記事では、GIFPOTのアプリ誕生までの我々との関わりを物語形式でお読み頂けます。

【出会い】
まだ肌寒い3月某日、新会社代表取締役八重樫氏と専務はアプリケーションの開発を依頼するために茅場町にあるNoCodeJapan(株)(以下、NCJ)のオフィスを訪れた。
当初2人は、”ありがとう”の感謝の気持ちを、アプリ内にあるギフトを購入して贈る事によって、相手に感謝の気持ちを伝え、それを多くの人が行う事により、社会全体が感謝の気持ちに溢れるような世界を目指すGIFPOTというアプリを作りたいと考えていた。個人間のギフトの購入のみを考えており、ユーザーに課金してもらうことによってビジネスモデルとして成立すると2人は考えいた。
初めての打ち合わせから数度の打ち合わせを経て、アプリの機能などが概ね固まってきた4月中旬、NCJ営業担当の渡辺氏から2人に思わぬ連絡が入った。「大変恐縮ですが、私の上司(岩田)が今回の構想について、新たな構想やビジネスの展開、アプリの機能に関して、提案したい事があり、是非話をさせて頂きたいとのことでお時間を作って頂けないでしょうか?」という提案であった。
通常、アプリの制作会社からビジネスの展開やマネタイズの話などされることはなく、突然の提案に2人は戸惑った。渡辺氏は「岩田はアプリを通じて実現させたい2人の想いに大変共感しており、是非成功して頂きたいと思っているようです。ですので、確実にビジネスモデルやマネタイズの件でプラスになるお話なので、どうしても伝えたい」と2人に伝えた。渡辺氏の熱意に2人は感動し、打ち合わせの調整をすることとなった。岩田氏からの提案を聞くか否か、2人は一瞬迷ったが、せっかくの機会なので話を聞くこととした。
【転 機】
打ち合わせ当日にNCJの会議室に到着した八重樫氏と専務は驚きを隠せなかった。ホワイトボードにはびっしりとGIFPOTの構想とアイディアが書き込まれていたからだ。
そこに担当の渡辺氏と上司の岩田氏が入ってきた。
挨拶と名刺交換をした後に、岩田氏が語り始めたのは、ありがとうという感謝の気持ちが溢れて、そのやり取りが日常にたくさん表出する世界への共感の気持ちであった。そして、それを実現させるGIFPOT構想のビジネスモデルや収益化モデルについても、熱く語った。
事前に岩田氏は、「お二人の実現させたい世界観に大変共感しています。是非、成功して頂き、社会全体に感謝の気持ちとそれを伝え合う光景が沢山産まれることを心から願っています。ですので、大変に差し出がましいことと承知しておりますが、今一度成功させるためのアイディアと構想のモデリング、そして事業としての収益化の方法について我々が検討を重ねたものをお話させてください」と、2人に伝えていた。
岩田氏の発想と体系化された仕組みの提案に2人は様々な気づきを得たのであった。事業の当事者として、途中から外部が意見を出すということは、素直に受け入れにくいものだったに違いない。しかし、岩田氏の雰囲気と話に頷きながら2人は聞き入っていた。それは、あっという間の時間だった。
それはひとえに、2人の構想と事業のことを真剣に考え抜いてくれた上で、説明していることがとても伝わってきたからであった。
さらに、2人にとって少し自信を持ちきれていなかった、ユーザーの獲得方法や収益化モデル、連携先の提案など、多岐に渡って参考にしたい説明とアイディアが詰まっていた。あのびっしり書かれていたホワイトボードの意味を実感できた初めての瞬間であった。
一通りの説明を終えた後に、八重樫氏と専務、岩田氏と渡辺氏はホワイトボードの説明から続く、アイディアの止まらないブレストを、和やかな雰囲気の中で行っていった。
打ち合わせが終了した後の帰り道、八重樫氏と専務の頭の中では今までにないくらいのアイディアと構想が溢れ、そしてもう一度自分たちで深く、そして多角的に考え抜いてみようと、決意を新たにしたのだった。
【再構築】
岩田氏との打ち合わせをヒントにした2人は、もう一度スタート地点に立ち返り、それから毎日、1日に何度も打ち合わせを重ねて、目指す世界観とビジネスモデル、ユーザー獲得の方法や収益化策までを改めて練り直した。
一方、営業担当の渡辺氏は気が気でない日々を送っていた。一度は契約まで進んでいたGIFPOTアプリの件が、前回の打ち合わせ以降、あたかも白紙に戻ってしまったかのようになったからだった。
上司の岩田氏からは、「それで良いから連絡を待とう」と言われていた。「お客様の目指すビジョンやビジネスが成功して頂けるように我々も考え抜いて提案し、最善を尽くして一緒に伴走することが大切であり、そこに我々NCJの価値がある」と岩田氏は言った。
【新生GIFPOT】
そして5月、ゴールデンウィークが明けた頃、その時がついにやってきた。
八重樫氏から、改めてGIFPOT構想の企画書が送られてきたのである。
その企画書は3月に提出したものよりずっと練りこまれ、考え抜かれた企画やアイディアと収益化に対する実現性を帯びた素晴らしいものであった。
あの時の打ち合わせから育ったGIFPOT構想の生まれ変わった内容の素晴らしさに、岩田氏も渡辺氏も心から感動を覚えた。
新たに練り直したことで、GIFPOT構想について出資者や周囲の賛同が以前よりも集まり、八重樫氏も専務もこのプロジェクトの成功に自信を深めることができ、「早くアプリをリリースしたい!」と、高ぶる気持ちを岩田氏と渡辺氏に伝えた。
現在、GIFPOTは開発フェーズに入っており、八重樫氏と専務の目指す世界の実現が、もうそこまで来ている。
日常の中に沢山隠れている「ありがとう」の感謝の連鎖が、決して明るいばかりでないこの世界の至るところに、幸せな光を届けてくれることをGIFPOTプロジェクトに関わるすべてのメンバーが確信している。
八重樫さん、専務インタビュー記事

Qアプリケーションへ込めた想いをお聞かせください。
GIFPOTの構想は、古来から日本人が大切にしている気持ちをベースに、しっかりと形にして相手に感謝を伝える日本の心付けという所からスタートしています。「GIFT」+「POT」で「GIFPOT」であり、「GIFT」は感謝の気持ちという意味があり、「POT」は器、お金などの意味があります。一人が贈る感謝の気持ちである「GIFT」が「POT」の中に溢れて、社会が感謝の気持ちで溢れますように。そのような願いを込めて、このアプリを作ろうと思いました。
Q開発会社を選定するにあたって大切にしていたことは何ですか?
そのようなアプリを作る上で我々が最も大切にしたいと考えていたことは、同じビジョンや強い想いを持った人と作っていきたいという事です。そして、NCJの営業である渡辺さんと出会い、我々クライアントと一緒に考え作り上げていく姿勢やNCJの理念や思いを渡辺さんが熱心に語ってくれたことで、とても信頼できる会社だと感じました。渡辺さんからは、寄り添う姿勢を強く感じることができ、本当に嬉しかったことを今でも覚えています。
Q現在も開発中ですが、これまでのやりとりを振り返ってどのように感じていらっしゃいますか?
渡辺さんとはよく連絡を取り合っており、1日1回は電話をするような関係です。アプリに関して分からないことを質問すると、真摯に対応して下さいます。とても信頼でき心強い存在です。
渡辺さんとやりとりをしていく中でGIFPOTの構想や機能が概ね固まり、あと残すは契約だけという状況で、渡辺さんから連絡がありました。渡辺さんの上司である事業責任者の岩田さんが我々と話をしたいという趣旨の内容でした。少し驚いたものの、よくよく話を聞いてみると、我々の構想に共感してくれ、しかも一緒にビジネスの中身の話までしてくださるということで、とても嬉しく感じました。さらに、大手情報サービス会社出身で、経営コンサルタントやご自身で会社を経営された経験もある方だということを聞いて、とても興味を持ちました。岩田さんは「大変に差し出がましくて申し訳ございません…」というようなことをおっしゃっていましたが、全くそのように捉えてはいませんでした。
実際にオフィスに行ってみると、会議室のホワイトボード一面に、我々の構想をビジネスモデルとして様々な視点から検証した内容や新しいアイディアが、一つ一つ書かれており、思わず「え、めっちゃ書いてる。これGIFPOTのこと?」と口にしてしまいました。正直、想像以上の出来事で、驚きを隠せませんでした。あくまでも、いちクライアントである我々のことを、ここまで考え事前に準備してくださっているとは想像していなかったからです。打ち合わせの中では、我々の想いや考えに寄り添い、世界観に共感しつつ、ビジネスモデルやマネタイズ等に関しても様々な視点から提案、アドバイスをして下さいました。特に、「どのようにして多くのユーザーの方々に使用してもらうか」という部分については、その場で一緒に時間をかけて議論をし、たくさんのアイディアを頂きました。その中で出たアプリの特性である気軽さ、手軽さからくる「普段使い」は我々のキーワードになりました。元々我々の中で明確になっていなかった課題を再確認させて頂くことができました。また、アプリがリリースされてからの話も、とても印象深いです。「この会社さんや、このコミュニティと連携できたら、さらに良いと思います」というような話をして下さり、しかも、お繋ぎ頂けるという話までしてくださいました。かっ「ここまで親身になってくださる開発会社さんは他には無いね」と専務と2人で感激しました。さらに、NCJの会社の方々は皆さん、とても温かく親切に接してくださる方ばかりで、我々もこんな会社を作っていきたいと強く感じました。岩田さんとの打ち合わせは、様々な発見があるとともに、成功の兆しを見ることができた素晴らしいものでした。
打ち合わせが終わった後の10日間は、毎日専務と連絡を取り合い、GIFPOTの構想、機能に関して、一から見つめ直し、議論し再構築した、とても中身の濃い、そして充実した時間でした。お互いに忙しい中でも、時間を作り、何度も話し合って考えを深めていきました。2人で最初に決めたことは「寄り添って頂いても、我々から寄りかかることは絶対にやめよう!」ということでした。岩田さんに様々な気付きやアドバイスを頂きましたが、我々がしっかりと考えて作り上げる姿勢を崩さないようにしようと2人で話し合いました。
この姿勢を崩さず我々自身で考え抜いたことで、出資者や多くの協力者の方々にGIFPOTの構想やアプリケーションの機能を再度説明する際、自信を持って話すことができました。我々自身も「絶対に成功する」という自信を今まで以上に強く持つことができましたし、出資者や関係者の方々にも、今まで以上の賛同を頂きました。加えて、その周囲の方々からもNCJに頼んだ我々の判断を評価して頂きました。
実際に開発が始まると、色々と現実的に機能などに落とし込むセンシティブな場面もあります。しかしながら、当然その中にも楽しさがあり、営業の渡辺さんや開発の方々と連携を取り、意見を交換しながら進めています。開発行程に入ってから特に感じるのは、NCJのPM(プロジェクトマネージャー)さんのレベルの高さです。我々の見えない部分や気付かない細部まで気を配り、全体としてしっかり進むようにコントロールしてくださっているのが実感でき、とても心強くて感謝しています。
Qこれまでの中で、不満や課題に感じたことをお聞かせ頂けますか?
Clickというノーコードプラットフォームを基盤に開発をして頂いていますが、こちらの要望が現状のプラットフォームの限界を超えている場合がないか不安に感じる場面が何度かありました。それについてはノーコード開発の良さを残しつつ、コード開発でカバーしていく方法があると知り、今は安心しています。
ですが、その分少し時間が掛かると思いますので、そこが最初のスケジュールで分かればさらに良かったと思っています。
今後は、やはりノーコード開発の良さであるスピード感に期待しています。このコスト、このスピード感で自分たちの思い描いたアプリを開発できるということはとても楽しみです。我々のアプリケーションの可能性と共に、Clickというノーコードのプラットフォームの可能性も今後一緒に拡がっていくことがとても嬉しいです。そして今は、我々のGIFPOTが多くの方に行き渡る日が来ることが、とても楽しみで仕方ありません。